2026/7/7 公開
この記事は、Quoraで公開した回答を再編集したものです(元の回答)。
聞き取りやすい英語の話し方とは
Q. どういう英語の話し方が相手にとって聞き取りやすいのでしょうか?
発音記号やアクセントの勉強も大事ですが、実は「聞き取りやすさ」だけを考えるなら、もっとシンプルな切り口があります。それは、聞き取りにくい英語の特徴を洗い出して、その逆をやることです。ここでは私が実際に「聞き取りづらいな」と感じる場面を3つ挙げながら、その裏返しとしての聞き取りやすい話し方を考えてみます。
1. 早口すぎない
アクセントや発音がまだ十分でない段階で早口になると、聞き手はとても苦労します。発音が多少あやふやでも、脳内で正しい意味に変換する時間さえあれば理解できることは多いのですが、早口だとその変換が間に合わなくなってしまうのです。王道は「ゆっくり、はっきり」話すことだと思います。
2. 子音を小さくしない
英語の子音は日本語に比べてかなりはっきりした音です。ここがくぐもってモゴモゴした発声になると、単語の切れ目が分からなくなり、聞き取りが一気に難しくなります。自分の英語に自信がないうちは大きな声を出しにくいものですし、実際これに当てはまる日本人は多い印象です。それでも思い切って声を張ると、通じる確率はぐっと上がります。
3. 話し出しの音を弱くしない
2番目のポイントと近い話ですが、日本語話者には「ぁのー」のように話し出しの頭の音が小さくなる癖がよく見られます。これはおそらく、日本語が大事な情報を語順の後ろに置く言語だからではないかと思います。一方英語は逆で、大事な情報が先に来る言語です(この違いはリスニングにも影響していると感じます)。だからこそ、英語では頭からはっきり発音してもらえると聞き手としてはとても助かります。
結局のところ
アクセントや発音に多少の不完全さがあっても、ゆっくり、はっきり、大きな声で話してもらえれば、たいていは通じるものです。逆に言えば、発音を極めることより先に、この3つを意識するほうがコストパフォーマンスは高いと思います。